ひとが安心して暮らせる社会をつくる。 —— 株式会社ZEALS 小笠原蓮
新卒で憧れの大手旅行代理店に入社したという小笠原はコロナの影響で全く仕事がない状態。コロナ禍という歴史的な出来事に翻弄されつつ、このままではダメだと転職を決意。Zealsに入社してからは、情シス部門の業務をひとりで担当し、社員の安心安全を守る日々を送る。そんな小笠原がいま見ていること、経験していることとは一体なにか? 厳しい時代の中でも強く生きる青年の今にフォーカス。
コロナ禍に翻弄される新卒時代
−−簡単に自己紹介をお願い出来ますか?
小笠原蓮と申します。株式会社ZEALSでコーポレートストラテジー部で働いてます。いま27歳でZEALSは2年目になります。
−−ZEALSは2年ということは前には別の仕事をされてたのですか?
最初は新卒で旅行会社に入ったんですけれども、コロナの影響でキャリアチェンジを決意してZEALSに入社したという流れになります。まさに2020年に新卒で大手旅行代理店に入社したんですけれども、その会社は海外旅行メインの会社だったんですけれども、全く人の動き移動が止まったので、もう仕事がないという状態でした。1年間ぐらいですかね。在宅というか、自宅待機みたいな形で入って過ごしていた時期がありました。
−−かなりお辛い経験だと思いますが、どう乗り切ったんでしょう?
コロナ禍でも伸びている分野というか、ITの分野に転職したいなと思ったのが最初のきっかけだったんですけども、そこから派遣会社にいったん入りまして、で、その派遣先がいまの会社だったんですね。働いているうちに、今の部長の高橋からオファーを受けて正社員になりました。
−−旅行会社からの転職はすぐに成功しました?
結論言うと最初からは馴染めなくてたくさん苦労しました。ITの知識もなかったので、すごく慣れるのに苦労しました。どうやって乗り越えたのか、そうですね、ひとつひとつ積み重ねていったというのが結論になるんですけれども、ここでちゃんと実績を残したい、キャリアアップをしていきたいという想いでここまでやってきた気がします。
学生時代にビジネス開発を経験する
−−大学など在学中はあまりITには興味がなかったのですか?
興味がなかったわけではありませんし、使ってはいたのですが、実は、大学の時に途上国でビジネスを作った経験があるんです。ミャンマーで煙が出ないコンロを売るっていうビジネスを作って運営していました。
−−おお、すごいですね!もう少し詳しく聞かせてください。
現地の人が木や炭をそのままくべて火をつけて料理をしてるんですけれども、その煙がすごくて、肺炎になったりっていう人が結構たくさんいました。そういった課題を解決するために、煙がでない、煙を抑えられるクッキングストーブコンロを開発して、売るというビジネスですね。
−−商品の製造も自分で手掛けられてたんですか?
通っていた学校のプログラムというか、研究室に入ってまして、、その研究室の一つのプロジェクトみたいな形でやってましたが、現地の市場調査、マーケティング、商品開発のすべての工程を担当してましたね。
−−開発途上国に目をつけられたのはなぜですか?
そうですね、やはり日本とちがってまだまだモノがテクノロジーが普及してない国が多くあって、そういう国の課題を解決することが重要だという想いがありましたし、自分はそういうビジネスを考えてやるほうが好きだったというのあるかもしれません。
「安心・安全をつくる」ということ
−−いまでも海外で働きたいという想いはあるのでしょうか?
あります、ただ、ありますけど、今はこっちに集中したいというか、今のキャリアをもっと積んで行きたいという想いがあります。それに今の仕事もすごくやりがいは感じるなと思っています。情報システム部門は会社に不可欠な存在であるかなと思っておりますし、結構従業員の方から感謝されることも多いので、そういった人の役に立った時にはすごくやりがいを感じています。
−−ミャンマーでの経験も活かせる部分もあるということでしょうか?
はい、根っこの部分は同じというか、共通する部分もあると思っています。情報システム部門、情報セキュリティー部門は、人の安心安全を守る部署かなと思ってまして、安心安全の上で会社としてビジネスをどう広げていけるのか、こういう観点は、途上国をもっと安全で安心な場所にするにはどうすれば良いのかという課題解決に似てる部分が多くあると思ってます。
−−たしかに仰るように、ひとの暮らし、働き方をより良くするという点ではとても似たところがあるかもしれませんね。
いま会社でやってる業務をひょっとすると途上国での課題解決に使えるかもしれないとも思ったりもしてます。向こうもスマホやPCなど急速に人々に普及しているので、前回はコンロをつくるビジネスでしたが、また新しい発想を持って海外挑戦出来るかもとも考えています。
会社の成長に安心を。組織の拡大に安全を。
−−小笠原さんのキャリアビジョンというか、もっとこうありたい、これを成し遂げたいみたいな想いなどはあるのでしょうか?
先程も言いましたが、やはりまずは会社の安心・安全をつくれるひとになりたいということですね。もっと効率的にもっと安全にシステムを整備したいなという。ありがたいことに会社の規模も年々大きくなってきていますので、そういったビジネスの拡大に寄り添ったシステムの整備であったり、機器の整備というものをやっていけたらなと思っております。そして、もう一つが情報セキュリティですね。1つ目の話と重複するんですけれども、会社の規模が大きくなるにつれて、セキュリティのリスクも上がってくると思うので、そういったセキュリティーリスクに対応して会社の安心安全を守っていけたらなと思っております。
−−コロナ禍で翻弄されつつもとても充実した日々を送っているようにも伺えます。
はい。あのときは本当にどうなるかなという不安もありましたが、今はまた海外旅行なども増えてきたので、ここでしっかりと結果をだして、将来また海外に挑戦したいなと考えています。